法人化する前の家族経営時代の冬は仕事がなくて、除雪して〜遊びに行って〜。という感じで一年の疲れを癒す期間でしたが、今は農繁期も冬も同じ労働時間です。やることいっぱい。
さて、先日、弘前の先輩農業法人経営者と密会してきました。換気十分、パーティション、マスク、対策はばっちりの中、法人ならではの悩みや「ここどうしてる?」とか「こういう時ってどうする?」とか。自分の経営だけでは知らなかった事をたくさん聞けます。
それぞれのモチベーションや、事業との向き合い方、社員との向き合い方・考え方、就業体制や課題などなど。みっちり農業経営の話してると3時間があっという間です。
毎度、勉強になります。ありがとうございます。

6次産業は『1+2+3』でも『1×2×3』でもなく【1×3×2】であるべき、という話。”作る”と”売る”を成立させてから”加工”という話ですね。”売る”が最後だとかなり厳しい。失敗例や苦労例は絶対これです。
マーケットインでやれる場合は【3×1×2】という考え方ですね。
先日、ガイアの夜明けという番組でウチの店が少しだけ流れました。TVの作りとして「下北沢の街の課題を学生が住んで変える(向き合う)」という感じで。【壁にぶつかっている地方から進出してきた青果店】という位置付けでONAIR。「いや、うちは米穀店だよー!」と叫びたかったけど(笑)ま、いいです。
このナレーションを聞いて思ったことは、壁は常にないといけないということ。
壁がなくなったらそこからは先は衰退です。壁がないこと=事業的には潮時ってことですよね。乗り越える壁を見つけられるから、進化できるし、順応していけるんだなぁと感じましたね。

生産軸に冬という休みがあっても、消費軸は通年同じ忙しさでそこに旬があるだけ。
農繁期も冬も忙しさが変わらないという今、農業生産ではなく、消費(経済)に軸足が乗ってるんだなと思うこの頃でした。