今年のお米の価格が安いです。
『10,000円と半年間という時間をかけて、8,000円の米を作りました』
そんな状態。コロナや消費量の減少が理由だとして、問題はそこではなくて。
シワ寄せ感が凄すぎます。
生産するためにかけたお金と時間があって。
それを超える価格でないと、来年の稲をつくる為の種や肥料を買うお金を捻出できない。
当たり前のことです。
その当たり前が成り立たないのが農業です。
いや、なぜ成り立たないのかを、今年じっくり考える年になるのではないでしょうか。
作ってマイナスになるよりだったら、田んぼは誰に貸して賃貸料をもらったほうがいいですよね。何もせずとも、お金が入ってくる。
賃貸料は複数年契約で価格が固定。
従業員への給与や肥料、農薬代は年々上昇。
経費は決まってるのに、販売価格が直前までわからない...というか、現在収穫が終わっているのに、まだ価格が不明。
もう農協におさめているのに、農協から価格提示がない。倉庫がないし、置いておけないから運ぶんですけど。それすらもう依存体質ですよね。
これを安定させるには、やはり「固定/安定」というのが販売側にも求められるということです。
もう一度、仕組みを見直さないと。新しいことを始めないと。
どうやって持続可能な経営体を地域に構築するのか。
その新しいシステムには、誰が必要で誰がいらなくなっていくのか。
家族と、従業員と、地域と。
それを守るために何が必要なのか。
5年後のB/Sを創る為に、計画を密に。
40歳になったので、45歳を目掛けて進みます。
45歳の自分は、どんな船に乗っているのか。
どんな船に乗って、どこを航海しているのか。
支えてくれる皆さんがいる限り、進みます。

毎年、自分の誕生日に撮り重ねてる息子との写真です。
45歳まで...あと5年撮らせてくれるだろうか。。途中で有料になる気がします(笑)
さ、稲刈りは25%終了。まだまだここからです。