検索

蛍が舞う、自然栽培圃場。

久々に鳥肌が立って込み上げるものがありました、という話。


息子に蛍を見せたくて、とある田んぼへ。山じゃない、平地の田んぼです。近くには住宅街。数年前から用水路にカワニナ(ホタルが餌とする小さい貝)がいたことを知って居たので、「あそこならいるんじゃないか」と。20:00に車を走らせました。


圃場到着...いました。車のライトを消してみると、ポワポワと光るものが。

実は自分もここ数年、蛍を見てなかったので、テンション上がりました。子供の頃は盆の祭りの帰りに、都内から来た親戚と一緒に蛍をワンサカとって、部屋に放して寝て...ってのをやってました。いつからか、近所の用水路からも姿を消し、山じゃないと見れなくなったんだと思ってたので。


かなり歩いたけど、3匹。うち2匹は田んぼの中。運よく、川辺にいた1匹を捕まえて、息子の手のひらの中で光る蛍を見せてあげられました。で、自然に返して。


帰り道、家の近くにある自然栽培圃場によりました。

工場団地の裏側にある、比較的開発が進んでいる地域の田んぼ。30a(3反歩)の田んぼが6枚並んでいるので、有機農業に取り組みやすくて選んだ圃場。3年前から肥料も農薬も堆肥も

使わない自然栽培を始めた圃場です。


砂利道をトコトコと進み、蛍を見られた満足感でいっぱいの車内。


状況確認や補助的な想いで立ち寄った自然栽培圃場で感動が待っていました。

車の窓から見えた光。「お!いるじゃん」と車から降り、高い位置になった車道から圃場を見下ろしたら...いるわいるわ蛍。何十匹でしょうか。田んぼ全部合わせたら100匹以上いるでしょう。飛びながら光る蛍が視界に4〜5匹入るなんて。まさしく子供の頃に見た景色。


自然栽培圃場、除草の失敗も多くて、米が取れない年もあったりしましたが、やってきてよかったと感じました。


そうだ、農業はそもそも自然と共存する職業。

自然の力を借りて、自然と共に自分が自然の一部になる。

自然の力の中で、自分を成長させていく職業。


エネルギーをもらった夜になりました。

蛍がいるからと言って、お米が多く採れるわけではないです。

自然が戻ってきたからといって、生活が安定するわけでもない。


用水路をコンクリートのU字溝にすれば、春に泥をさらったり川底の草を除去したりっていう水路の管理作業はとても楽になるけど、生態系を失ってしまう。


誰のための農業なのかと考えさせられた瞬間でした。

逆説すると、農業で自然環境を整えられるということですから。


蛍は完全にうち田んぼにだけたくさんいました。

エネルギーをもらった夜になりました。


こういう農業を続けて生業にしていける世の中を作りたいなぁ。













Copyright(C) takuron All Rights Reserved.