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地域に浮かんだ船。


春の足音が近づいてきました。去年と大体似たような雪の溶け方。

また地下水高いのかな、、、農業の90%以上は地下水との戦いだと思ってます。 地下水というか、要は「水はけ」です。

自然栽培と向き合って気づいた事。「見えない川を意識する」事。

土の中には地下水脈という川が流れています。見えない、見えないからイメージするしかない。

JAや産業技術センター系の指導によると積算気温100℃で発芽する、とか。水温10℃以下の場合は加算しない、とか。

自然界の種は自らが乾燥して水分がなくなるとそこでは育てない事を知っている為、休眠します。で、育てる環境になったら根を出します。

その根が欲しいのはわずかな水と新鮮な酸素だという風にオレは考えます。覆土はなくても根が出ます。ただし、風が吹いても動かないくらい土に埋まっていることが大事。

水が多いと根が出ないとよく言われるけど、その水に流れがあれば根は出ると思ってます。


そもそも、自然界で植物が種を落としたら、植物が自らその種に土を被せるなんて不可能です。摂理は科学的に分析するよりは、自然界を見ている方が知識に繋がります。


さて本題。


「未来につながる農業推進コンクール」の「有機農業・環境保全型農業部門」で生産局長賞いただきました。先月発表されましたが、昨日地元の新聞に載りまして。

別な案件で取材を受けてた時に「そういえばこんな賞もらいました。マスコミにはこれから発表になると思います」と記者さんに言ったら『じゃ、それもついでに取材していきますか!』なんて言ってたのが昨日の掲載です(笑)


授賞式の為に霞ケ関の農水省に行き15分のプレゼン、そこから仙台の東北農政局に赴いて15分のプレゼン、帰ってきたら知事表敬、市長表敬、という感じのスケジュールということは、、、かなり凄い事なのかもしれません。まだ事態を把握していませんけど(笑)

全国を見渡せばもっともっと素晴らしい取り組みをしている農業者がたくさんいる中で、法人化3年目のウチが受賞というのは大変恐縮なんですが、うちを応援してくれている皆さん...それは土地を貸してくれている方々だったり、推薦してくれた地元の銀行さんであったり、みんなで取った賞だという風に感じます。なぜなら、オレは楽しんでるだけだから(笑) こんなに楽し胃からやってるだけの事に賞がいただけるなんて本当にありがたいです。

ウチの会社の取り組みや今後のプロジェクトに賛同してくれる人が今後も増えるきっかけになってくれればと思います。 急激に経営規模が大きくなっているので、周りからは妬みや悪口、いろいろ言われてるらしいですが、それも全部財産です。良いも悪いも受け止めて、次の時代へ邁進していかないとと思っています。


第一次産業革命、第二次産業革命、第三次産業革命、過去の産業革命では産業が変革した影響で社会構造が変わってきましたが、第三次産業革命の後半、インターネットの登場あたりから、産業よりも社会構造が先に変わっています。

これから起きる第四次産業革命(AI、IoT、ロボットによるあらゆる産業のスマート化)は、確実に社会構造が先に変わります。

農業はサイクルが遅いから、IT業界の進化スピードについていくにはとても難しい。前を向いて農作業して、農作業が終わる頃に状況確認の為に振り返っても、別風景が広がっている状態です。本当にスピードが大事。


スピードを出しても安定しなければいけない為、経営力が大事になってきます。 日々精進!それしかないし、それしかできない!!








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