青森県では初開催となるスマートアグリシンポジウム2019で基調講演してきました。

ハイレベルな視点からの講演だらけでもとても勉強になりました。今のスマート農業に関する技術のほとんどは「生産性が上がるけど、どうやってもと取るの?」っていう価格帯ですけど、それももうすぐ手に取りやすい価格に落ちてくる感じがしますね。
開発側にもキーになるのは「連携」だと感じました。開発も生産も、どっちもこれから大事になっていくのは「連携」です、おそらく。
で、最近思うこと。
周りの農家さんの「人手不足」「事業承継問題」。
最近会う人に「お前のとこは賑やかでいいよなぁ〜」と言われることも多くなってきましたけど、お米が高いうちに人材育成しとかないとと思って人材に余剰投資している状態で。
でも、全然安心できてません。それはなぜか。
今のウチの経営規模が57ha。
黒石市にある田んぼの面積は1,400ha。さらに休耕地が235ha。
『将来的にどれくらい担わなければいけないのか』と考えた時に、うちの市にあるお米の生産法人は2社。若者の人数は20名いないでしょう。そしてその中で規模拡大していけるのは数名でしょう。となると、300haくらい担って持続可能な生産経営体を作らないと、市の生産額( 生産量)を維持していけないのではないかという気がします、感覚値ですけど。
そうなると「今の人数で300haやれるのか?」と聞かれると答えはNoです。
となると、そこでぶち当たるのは人材不足なんですよね。
自分が将来をイメージした時にぶち当たる問題と、今、周りの農家さんがぶち当たってる問題と同じ。ということは、ここで問題に対して同じ意識を持たないといけないということです。
何年先のことかわからないけど、必ずくる未来であるなら、その対策は早いほうが良い。
毎日、頭がぐるぐるしております。
これを打破するのはスマート技術なんでしょうか。。