新年一発目の隆治会の研修は、北海道富良野のレジェンドメロン農家、寺坂さんです。
あまりにも有名ですよね。本も2冊出版されています。行ってきました。
他ではなかなか教えてくれない、もちろん寺坂さんの本にもかかれてない、売り上げじゃなくて純利益のこと。内部留保と社員還元のバランス、その考え方。
寺坂さんの地域農業の歴史と、寺坂農園の富良野での立ち位置や今後のビジョン。
それだけのために行って、大雪に見舞われて、飛行機欠航・JR在来線全線運休になって、青森に帰ってくるのに24時間くらいかかりましたが、とても価値ある時間でした。
自分も売上1億円は法人化から2年で達成しました。創業時からの売上規模は4倍になっています。
ただ、「儲ける」と「稼ぐ」は違います。
農業は儲けられません(笑)ただ、稼ぐことはできます、確実に。自分に流れる時間を現金に変えることは農業にはとてもチャンスがあると思っています。
いろいろ話を聞いた中で、夜の懇親会の席で話していた一言をピックアップ。
「頑張らなくていいんだよ」と社員教育する寺坂さんがFBにその内容を投稿したら、自分も大尊敬する野菜くらぶ社長:澤浦さんが「弊社は”頑張る”です」というコメントをしてくれた、というもの。
これはまったく逆でありながら、同じビジョンに対する経営者の性質の違いが如実にわかる出来事だと感じました。
自分は澤浦さんタイプです。心が折れたことがないですw。
”ポジティブ病”と自分ではよんでます。
経営者のスタンスは違えど、どちらの経営も同じ理念のもとにあると感じました。
それは
【従業員が「頑張ろう!」という情熱を抱いた時、その熱意の受け皿になる仕事を与えなければいけないのが経営者】
ということです。自分も『自分を耕すためにその土がある』と思っています。
経営者(創業者)はビジョンを持っているので、自分の情熱の注ぎ先が明確ですよね。でも従業員はそうじゃない。会社の業績がどうなっても自分の給料は担保されているわけで、取締役になって初めて見える視野なのではないでしょうか。
澤浦さんはFacebookのプロフィールページに「今 ここで頑張らずに いつ頑張る」と掲げています。一瞬一瞬に自分ができる全力を込める澤浦師匠。
「自分のペースでやれると思った時は頑張るけど、そうじゃない時は頑張らなくていいんだよ」という寺坂さん。これが成立するのは、寺坂さん本人がめちゃくちゃ努力家だからです。頑張ってない人がこう言ってるんじゃなくて、頑張っている人が言っているんです。
これは本ではわかりませんでした。実際に会って向き合わないと。同じ時間を共有して感じた内容でした。忘れる前に書いておきます。
